
1989年に講談社から発行された本。佐藤療法、丸山ワクチン、樹状ワクチン、東洋医学と西洋医学を合わせた統合医療などで窮地から生還した人を取材している。著者の、「たとえどんなに厳しい病状でも治りたいと奇跡を信じているのが患者の本心である」との思いが伝わってくる。今から36年も前の話だけあって、本人に病名を告知しないことが一般的であった時代。自身の進行した肝臓ガンを他のやり方で治した医師が、同僚の医師から「医師の君がそんなことあまり大きな声でいうなよ。馬鹿と言われるぞ」とたしなめられる場面も。今でこそ新しい薬や技術に加え、副作用の軽減や自己免疫力、セカンドオピニオンや自身の生き方が少しずつ重要視されてきているが、当時は大変な中で闘病していたのだと思う。
本書の中で、当時統合医療を行っていた一心病院で長友明美さん(当時35歳子宮ガン)が闘病していたとの記述があった。長友さん(子宮絨毛ガン4期1982年発症を克服して双子を出産)には、2021年に当会で講演して頂いた。

著者の坂下千瑞子さんは骨軟部腫瘍の再々発から生還した医師で、2016年に大分で開催された講演会でお会いしたことがあります。(「ちょっと一言」に写真有り)この本には坂下さんの他に乳がんや膀胱がんなど5人の生還者が登場します。漫画で描かれているので、体力のない人でも気軽に読むことができます。

こちらは2018年に「おなかのカビが病気の原因だった~日本人の腸はカビだらけ~」の改訂増補版として2024年に出版されたものです。腸内の悪玉菌が増えると悪さをすることはテレビなどでもよく言われていますが、カビが増殖することは意識したことがありませんでした。抗生物質や制酸剤の乱用と砂糖に気をつけるなど、具体的なカビのコントロール法も色々書いてあって参考になります。

外科医の著者が自らの再発悪性リンパ腫を克服した体験を元に書いた本。食事、メンタル、自律神経の面から写真や図でわかりやすく書かれています。数人のガン体験談も掲載。2010年出版ですが、今でも生活面で参考になる内容です。

脳神経外科医が書いた本。
ボケない為に手に取った本でしたが、読んでみると、「身体をあまり動かさない生活をしている」とか「何でもいわれた通りにする」とか「効率ばかり考える」とか「もう無理だとあきらめる」などガン治しと共通するところがたくさんありました。中でも「好きな物ばかり食べる」という項目の中で「まごは(わ)やさしい」の食事が推奨されていたのには驚きました。また「ラクな姿勢でいることが多い」にはドキリとしました。

著者の志賀一雅氏は、アルファ波研究の第一人者で、自身の大腸ガン(3期)を自然治癒させた経験をお持ちです。
ガン患者はいろんなことでネガティブになって、頭ではわかっていてもなかなか気持ちを切り替えられず、免疫力まで落としがちです。そんな時は深呼吸をしようと、よく患者会でも話しますが、それに「良かった」「ありがとう」をプラスすることで、脳波がスローアルファ波に。この脳波は前向きな気持ちや癒やしを高める働きがあるそうで、本書では科学的にわかりやすく説明されています。

「ゴースト血管」の名付け親でもある医師が、健康な毛細血管にするための具体的な方法を「食事、運動、自律神経の調整」の面からわかりやすく紹介しています。

ドキリとするタイトルです。
著者は本の中で「感情を変えるのではなく、行動を変えよう」と言います。
感情を整理して対処することも大切ですが、説明できない不安や、解決策がみつからない問題はそのままにして、とりあえず運動する、歌を歌う、映画を観に行くなどしてリセットさせる。
私自身は深呼吸や早朝に歩くことの効果も感じています。

ガンの食事療法として当会が推奨している玄米菜食を少しゆるくして、家族みんなで楽しめる内容です。彩り豊かで食欲をそそるメニュー。ご飯やおかずの他に体にやさしいおやつも載っています。
「生還者の声」で取材させて頂いたご縁で、米澤さんご本人がプレゼントしてくださいました。この場を借りてお礼申し上げます。

ガンに関する本ではありません。2019年に出版された本です。著者のテストステロン氏はツイッターのフォロワー数が88万人以上。筋トレとスポーツ栄養学の普及活動をしているそうで、栄養学についてはさておき、愛のこもった歯切れのいいアドバイスに元気をもらえます。
中でも、「許可を求めるのをやめる」「でも、と、だってを捨てる」「他力本願を捨てる」「余力があるうちに逃げる」「感謝の姿勢を貫く」「健康的な生活リズムを貫く」「当たり前を貫く」「根拠のない自信を持つと決める」「目標達成のためには何でもやると決める」「気乗りしない誘いは断ると決める」「やりたいことはすぐにやると決める」「自分の機嫌は自分で決める」「自分の気持ちに素直になると決める」は闘病中に実感したことでもあります。著者が最後に力説する「筋トレする」は、筋肉は体温を上げて血行を良くするので、積極的に取り入れようと思いました。

1999年に発刊された本です。
著者の米沢佐枝子さん(1943年静岡県生まれ)は夫の転勤先のブラジルでマクロビオティックで肝臓病をなおします。けれど1974年発症し余命1年と告げられた子宮ガンは治せないまま帰国。
「あなたと健康」に入社し、1981年にはガンであることを隠したまま料理教室の講師に。米沢さんは思い悩みつつも東城百合子氏を初め、いろんな出会いと経験の中で心と体の関係を学んでいきます。そして1988年にガンは自然治癒していました。
米沢さん独特の語り口と、その根底にあるユーモアと暖かさは、読者を明るく前向きな気持ちにしてくれます。
米沢さんはYouTubeの「ひまわり健康料理教室」でとっても楽しい料理教室を配信しています。
視聴は下記または「ひまわり健康料理教室」で検索。
https://www.youtube.com/watch?v=r1w5nPmctT8

今年6月に出版されたばかりの本です。
乳がん、中咽頭がん、子宮頸がん、成人T細胞白血病、原発不明がん、スキルス胃がん、胆のうがんのいずれもステージⅣという厳しい状況から生還された人達の体験談。
それぞれにリアルな人生があり、病を通して自分の命をつかみ取っていく姿に引き込まれます。読むと元気と勇気が湧いてきます。
また闘病中に取り組んでいたことはもちろん、なぜ病気を克服することができたのかについて、自身も腎臓がんを克服した杉浦氏が考察を加えていて、闘病するにあたってとても参考になる本です。
この本に登場する春名伸司さん、白駒妃登美さん、杉浦貴之さんには、当会の講演会でもお話していただきました。

知る人ぞ知る自然療法の名著。
自然療法にはエビデンスがないと一刀両断されがちな世の中で、よくぞ本にまとめて下さいましたと、読むたびに今は亡き東城百合子先生に感謝する一冊です。
お盆が近づくとなぜか読みたくなるのは、この本にはご先祖様達の知恵と愛があふれているからかもしれません。

この本の著者グレッグ・アンダーソン氏は余命1か月の肺ガンを克服し、その体験と数多くの生還者たちにインタビューして得た、ガン克服のために共通した原則を広めるべく「全米ガン回復財団」を設立した人です。
本書では、西洋医学を受け入れつつも、それだけに頼り切るのではなく、自分が主導権を持って取り組んでいくことの大切さを、末期ガンから生還した1万5000人の経験に学ぶという形で紹介しています。
ガンと診断されてパニックになっている時にお薦めの一冊です。

4月17日に開催予定の第20回講演会の講師、刀根さんが書かれた闘病記です。
肺ガン4期を発病後、わずか1年の間に脳、両眼、肝臓、腎臓、脾臓、全身の骨と転移し、しかもその全てが消失するという劇的な体験が書かれています。
ご本人の生の声での体験談が今から楽しみですが、その前にぜひ一読されてみてください。
深刻なのにユーモアがあってスピード感あふれる話に引き込まれます。

この本は平成30年4月に出版されたものです。一般的に厳しいとされるすい臓がんからの体験記は読むと勇気がもらえます。
本の執筆にもつながったという日野原重明氏のいくつかの名言の中にある「誰しも幸福を望みますが、それを実践することにおいては極めて鈍感です」という言葉。
川嶋さんは、ご自分の心と身体を見つめなおし、地道にそれを実践されたのでした。

内容については本書を読んで頂くとして、著者のプロフィールです。
船戸崇史:愛知医科大学卒業後、消化器腫瘍外科医となるも、西洋医学だけでの治療に限界を感じ、統合医療の病院を開業。そして、自らもガンを発症。
この本を読んでいると気持ちがリラックスしてきます。
それでいてガンと真摯に向き合っていて、闘病生活を送る上での実用書としてとても役に立つ一冊だと思います。

第10回講演会で体験談を話して下さった中島康夫さん(前立腺ガン4期)の闘病記です。
闘病中に取り組まれた事が心身両面から詳しく書かれています。
中島さんには「生還者の声」にもコメントを書いていただいています。

第19回講演会の講師:長友明美さんが書かれた本です。
統合医療について、患者の立場から学べる一冊です。